「島の山って、難しそう」
「初心者にはハードルが高いのでは?」
そんなイメージを持っている人にこそ伝えたいのが、沖島のケンケン山登山です。
滋賀県近江八幡市にある沖島は、琵琶湖に浮かぶ有人島。
その島の中央にあるケンケン山は、登山と観光を同時に楽しめる、かなり“やさしい山”でした。
今回は12月の休日に、夫婦で実際に歩いてきた体験をもとに、
登山初心者目線で正直にレポートします。

沖島に行くには乗船券を買う。マナーを守ろう。
沖島とケンケン山について

沖島連絡船がやってきました
沖島は、琵琶湖に浮かぶ日本でもめずらしい有人島です。
観光地としては派手さはありませんが、のどかで生活感のある島という印象。
その沖島にあるのが、標高約220mのケンケン山。
名前のかわいさとは裏腹に、
「しま山100選」にも選ばれている、れっきとした島の山です。
沖島ケンケン山での登山概要(12月・夫婦2人)

沖島港
- 登山日:12月の休日
- 同行者:夫婦2人
- スタート:沖島港(10時30分ごろ)
- ゴール:沖島港(13時すぎ)
- 所要時間:約2時間半(昼食含む)
乗った船行き 10:15 沖島行(堀切発)
帰り 14:00 沖島発(堀切港行)
(参考リンク)沖島への通船時刻表
私たちの歩くペースは、決して速くありません。
むしろゆっくり目です。
それでも余裕をもって歩けたので、
体力に自信がない人でも安心できるコースだと感じました。
実際の登山ルートと流れ

私たちは、時計回りの周回ルートで歩きました。

高低差は少なめ
10時15分発の沖島連絡船に乗り、
10時半前には沖島港に到着。
港でトイレを済ませてから登山スタートです。
島の中には案内板がしっかり設置されていて、
「登山口はこっちですよ」と、
ちゃんと教えてくれます。

道迷いの心配はほぼありません。
登山道の雰囲気|初心者でも安心

登山した日は休日だったこともあり、
高校生のグループが集団で来ていました。
それだけで、
「この山、だいぶ安心だな」
と感じます。

登山道はよく踏まれていて、
人の気配もあります。
静かすぎて不安になる、ということはありません。
人に溶け込みながら歩ける登山という印象でした。

景色がいい|島ならではの展望
ケンケン山の魅力は、景色のバリエーションです。
- 展望では、近江八幡方面を一望
- ケンケン山の山頂からは、琵琶湖越しに比良山系(蓬莱山方面)を望める

近江八幡の本島方面

比良山系(蓬莱山方面)を望める
島の山なので、
「登山」と「湖の景色」を同時に味わえます。
一度で二度おいしい登山という表現が、かなりしっくりきました。

比良山系(蓬莱山方面)
山頂でのんびり昼ごはん
10時半ごろに登り始め、
ケンケン山の山頂では小一時間ほど、ゆっくり昼食。
急ぐ必要はありません。
時間にも、気持ちにも、余裕があります。

食後の一服。

厳島神社の鳥居

沖島の町並みを歩く
結果的に、港に戻ってきたのは13時すぎ。
全体で約2時間半の行程でした。
ケンケン山の難易度|正直どう?
率直に言うと、
「初心者向けの山歩き」
です。
- 距離が短い
- 標高差がきつくない
- 道が分かりやすい
登山初心者や、
「久しぶりに山を歩く人」には、
ちょうどいい負荷だと思います。
下山後のお楽しみ|島グルメが良い
2023年に沖島を訪れたときより、
お店が少し増えた印象を受けました。
こちらが2023年の沖島観光旅の記事です。
▶滋賀県沖島で島時間を満喫!日帰り観光で滞在3時間半のモデルコース
今回立ち寄ったのは、
アイスクリームを売っている「オープンcafe 漣」。
- 予約なし
- ワンコイン(500円)
- 港から近い
琵琶湖を眺めながら、
ベンチでアイスを食べる時間。

これが最高です。
登山後にそのまま楽しめるのが、
沖島・ケンケン山登山の大きな魅力です。
船の時刻は要注意|ここは本当に大事
沖島連絡船は、本数が少なめです。
私たちは10時15分発に乗りましたが、
これを逃すと、次は12時15分になります。
時間を見ずに油断すると、
思わぬ待ち時間が発生します。
船の時刻は必ず事前に確認したほうがいいです。
▶沖島への通船時刻表・ 沖島での食事・宿泊
しま山100選・YAMAP目線の話
ケンケン山は、
しま山100選に選ばれています。
YAMAPで「島山」バッジのコンプリートを目指している人は、
ここは外せません。
▶ しま山100選 YAMAP公式サイト
島の山は、時間もお金もかかります。
だからこそ、すでに達成している人は、本当にすごいと思います。
まとめ|ケンケン山はこんな人におすすめ
- 登山初心者
- 観光も一緒に楽しみたい人
- のんびり歩きたい人
- 沖島という場所そのものを味わいたい人
沖島・ケンケン山登山は、
登山・観光・島・風景・歴史を一度に楽しめる、
とても穏やかな旅でした。
気負わず、構えず、
「ちょっと歩いてみるか」
くらいの気持ちで行くのが、ちょうどいい山です。
観光も合わせて楽しみたい方は、こちらの過去記事も参考にしてみてください。



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