
ヒートテック着てるのに、なんか寒い・・・
冬山の登山や、真冬の通勤・仕事で
「ヒートテック着てるのに、なんか寒い…」
と思ったことはありませんか。
私はずっと、
ユニクロのヒートテックも、モンベルのジオラインも、
なんの疑問も持たずに「いつものMサイズ」で買っていました。
でも、登山の本を読んだり、冬山のレイヤリングを勉強しているうちに気づきました。
あれ、これ…インナーのサイズ、根本的に間違えてない?
この記事では、
UNIQLOのヒートテックやmont-bellのジオラインのサイズ選びの疑問に、
私がやらかした失敗談も交えながらお話しします。
私の普段のサイズ感と、やらかしの前提

まず、私の普段のサイズ感です。
- ユニクロのシャツ:Mサイズ
- ズボン:Mサイズ
- アウター:Lサイズを着ることもある
こんな感じで、頭の中には
「自分=だいたいMサイズの男」
という固定イメージがありました。
当然のように、
- ユニクロのヒートテック
- モンベルのジオライン
- モンベルのスーパーメリノウール
このあたりも 全部Mサイズで買いそろえていた わけです。
しかも、39年間なんの疑問も持たずに…。
保温性を上げるには「空間」じゃなくて「密着」だった
冬山の勉強をしていると、いろんな本や記事に書いてあります。
保温性を上げるには、インナーを 体に密着 させること。
逆にいうと、
- インナーがぶかぶか
- 体との間にスキマがある
こんな状態だと、
せっかくの素材の保温力を 全然いかせない んですよね。
そこで、改めて自分の持っている
- ユニクロのヒートテック
- モンベルのジオライン
を 「本当にジャストサイズか?」 という目線で着てみました。
結果、ショックな現実が待っていました。
Mサイズのインナー、けっこうスキマだらけ…。
胸まわりやお腹まわりに、しっかり空間がある。
「あ、そりゃ冬山で寒いわ」とようやく納得しました。
私は 夏は暑がり・冬は寒がり の典型なんですけど、
その「冬の寒さ」は、もしかすると
インナーのサイズ選びをミスっていたせい
だったのかもしれません。
Sサイズを試してみたら、世界が変わった
気づいた瞬間、あわててユニクロとモンベルに行きました。
いつもならMを選ぶところを、勇気を出して Sサイズ を試着。
(UNIQLOもモンベルも店舗で試着できる)
- モンベルのジオライン:Sサイズでピタッと密着
- ユニクロのヒートテック:Sでもまだ少しゆとりがあるくらい
とくにジオラインは、
「これが本来のインナーのフィット感か…」
というくらい、きれいに体に沿うサイズ感でした。
一方で、ユニクロはSサイズにしても
胸まわりなどに まだ少し余裕が残る 感じ。
特にユニクロは、ある程度ゆとりが出るように作ってあるんだろうな
と体感しました。
だからこそ、普段の服と同じ感覚でサイズを選ぶと、インナーとしてはゆるい 可能性が高いです。
その結果、保温力が体感値で半減している こともあり得ます。
「肌にまとわりつく」くらいが、実は正解だった
正直、最初にユニクロのタイツをMサイズで履いたとき、私はこう思っていました。
「Mサイズはきついし、体にまとわりついて気持ち悪いな…」
そこで一度Lを試して「これなら密着しなくて良い」と感じてから、
Lサイズを“ちょうどいい”と勘違いして選んでしまった んですよね。
でもよくよく考えたら、
インナーは体にまとわりつくくらいが正解 だったわけです。
- ピタッと密着する
- 体に沿ってフィットしている
- 余計なシワやたるみが出ない
この状態が、冬のインナーとしては「いい仕事をしてくれる」サイズ感です。
「暑いな、まとわりつくな」
と思うくらいが、実はちょうどいい。
そのためにインナーを着ている と考えると納得できます。
おしゃれと機能性は、どこで折り合いをつけるか

ここで出てくるのが、おしゃれと機能性のせめぎ合い です。
- 仕事やプライベートで、人目につくのはアウターやニット
- ジャケットはかっこいいけれど、胸元が空いていて実はそこまで暖かくない
「おしゃれはある程度のガマンが必要」というのは事実で、
機能だけを突き詰めた服はおしゃれには見えにくい ところがあります。
みんなと違いを出そうとすると、どうしても
「実用性から少し離れた服」を選ばないといけない。
ならば発想を変えて、
見えるところではおしゃれを優先
見えないところ(アンダーウェア)で機能性を全力確保
という戦略を取った方が、冬は圧倒的にラクです。
アンダーウェアは「白鳥の足」だと思う
たとえば冬の通勤スタイルで、
- ユニクロのウルトラウォーム
- その上にシャツ
- さらにニット
- 仕上げにジャケット
ここまで着込んでも「まだ寒い」と感じて、
さらにダウンを重ねたらどう見えるか。
「あ、この人めちゃくちゃ寒がりなんだな…」
という印象になりやすいです。
もっさりしたシルエットにもなって、おしゃれ感はだいぶ減ります。
そこで大事になるのが、見えないインナーの力 です。
- インナーをしっかり暖かいものにする
- サイズをジャスト、もしくはワンサイズ下げて密着させる
こうしてインナーでしっかり仕事をしてもらえれば、
外側は 「白鳥の優雅さ」 を保ったままいられます。
水面下では足をバタバタさせている白鳥と同じで、
見えないところ(アンダーウェア)が全力で頑張ってくれている状態 を作るイメージです。
ヒートテックとジオラインの「サイズ選び方」ガイド
ここからは、もう少し具体的に
ヒートテックとジオラインのサイズ選び方 の目安を書いておきます。
まずは「今のインナー」を着てチェック
今持っているインナーを着て、鏡の前でこう確認してみてください。
- 腕まわり・胸まわり・お腹まわりにシワやたるみがないか
- 腕を上げた時に、生地がダボついていないか
- 裾がズボンの中でゴソゴソ動かないか
どこかに“余裕のしわ”が寄っているなら、大きすぎる可能性大です。
ユニクロ ヒートテックのサイズの選び方
- 普段Mサイズの人 → Sサイズも必ず試着してほしい
- 「きついかも」と一瞬感じるくらいで、体のラインにフィットしているかがポイント
- どうしてもSがきついと感じる場合でも、“ゆるゆるM”は避ける
モンベル ジオラインのサイズの選び方
- ジオラインは、インナーとしてかなりフィット重視の作り
- 普段Mサイズの私でも、Sサイズでちょうどよかった
- 冬山で使うなら、基本はワンサイズ下を候補に入れる
冬山登山と日常用で分けて考える
- 冬山登山用
→ 迷ったら 小さい方のサイズ に寄せる。
汗冷えを防ぐためにも、密着していることが重要。 - 通勤・日常用
→ 一日中着るので、「血流が苦しいレベルのきつさ」はNG。
ただし、“ラクさ重視”でサイズを上げすぎない のがポイント。
結論:冬のおしゃれは、インナーのサイズから始まる

まとめると、冬のインナーについて私が学んだのはこの一言です。
冬のアンダーウェアは、普段よりワンサイズ下げるかどうか、真剣に考えたほうがいい。
ヒートテックも、ジオラインも、素材そのものの性能はとても高いです。
でも、サイズ選びを間違えると、その保温力は半分くらいしか出ていない かもしれません。
山に登るときも、
仕事でジャケットを着るときも、
少しでもおしゃれでいたいときも。
見えるところで無理に着込む前に、
まずは 「インナーを体に合わせる」 ことから見直すと、おしゃれに磨きがかかりそうです。
次にヒートテックやジオラインを買うときは、ぜひワンサイズ下も試着してみてください。
たったそれだけで、冬のストレスがひとつ減るかもしれません。


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