六甲山の虫地獄登山口からの往復ルートは、
「車でアクセスできる登山口がいい」
「初心者でも無理なく登れる六甲山ルートを知りたい」
そんな人がよく登るコースです。
今回は、車でアクセスして実際に歩いてきた体験をもとに、
道の雰囲気、登りやすさ、休憩ポイント、正直な感想までまとめます。
六甲山・虫地獄登山口の基本情報

虫地獄の登山口
今回の登山は、六甲山・虫地獄登山口からの往復ルート。
YAMAPで紹介されているコースです。
当日の状況は以下の通りです。
- 麓の気温:約10度
- 風:ほぼなし
- 天気:曇り
寒すぎず暑すぎず、登山にはちょうどいい条件でした。
車でのアクセスと駐車場事情

虫地獄登山口の良い点は、登山口近くにすぐ駐車場(アットパーク有馬)があることです。
今回、私たちは有馬里駐車場を選びました。

距離は増えますが、どちらを選ぶかは好みで良いと思います。
登山口の標高約400m〜標高650m|とにかく登りやすい

登り始めは、ずっとなだらかな登山道です。
斜めになった斜面を、淡々と登っていく感じ。
よくある「木の階段に歩幅を合わせて横向きで登る」ような道ではありません。
そのため、
- 歩きやすい
- リズムを崩しにくい
- トレイルランニングもしやすそう
という印象を受けました。
標高でいうと、約400mから登り始めて、650m付近までこの調子が続きます。

休憩スポットあり
標高650m〜750m|道が少しずつ変わる

標高650mあたりから、登山道の雰囲気が変わります。
- 道幅が狭くなる
- 石が増える
- すれ違いが可能な程度
とはいえ、急に危険になるわけではありません。
「登山道らしくなってきたな」という感覚です。
標高750m〜|本格的な六甲山の登山道

標高750mを超えると、いよいよ本格登山のスタートという感じ。
- 岩
- 木の根
- 木の階段
六甲山らしい、変化のある登山道になります。
ここまで来ると、しっかり登ってきた感が出てきます。
山頂近くのトイレと休憩スペース

山頂近くには、トイレと広めの休憩スペースがあります。
正直に言うと、
「これは期待できるトイレでは?」
と思う見た目でした。
実際、この周辺のベンチは広く、食事をしている人も多いです。
中にはバーベキューをしている人もいました。
食事はどこでする?山頂か、休憩スペースか

山頂も広場にはなっていますが、ベンチは少なめ(ないかも?)。
- 食べやすさ重視なら:トイレ近くの休憩スペース
- 雰囲気重視なら:山頂
ただ、
「トイレの近くで食べるのは少し抵抗がある」
という人もいると思います。
私たちは、山頂で食事を取りました。

景色は、草木が多く、パノラマ感は控えめ。
街並みがところどころ見える、という印象です。

下山後、有馬温泉に入らなかった理由
下山時、登山口付近では温泉のビラ配りをしていました。
「六甲山に登ったら、有馬温泉セット」
これは、たしかに王道です。
ただ今回は、
- 服の準備が面倒だった
- 翌日は仕事
- 早く家で休みたかった
という理由で、温泉には入らず直帰しました。
王道を外す選択ですが、
無理せず、自分たちのペースを選ぶ。
これはこれで、私たちらしい登山だと思っています。
六甲山を登って感じた正直な印象
正直な感想を言うと、
景色だけで言えば、大阪と奈良の間にある金剛山・葛城山・ダイヤモンドトレイルの方が好みです。
六甲山は、
- 街に近い
- アクセスが良い
- 人が多い
その分、ひっそり感は少なめ。
私は、
- 鈴鹿山脈
- 比良山系
- もう少し田舎感のある山
が好みなので、好みは分かれると思います。
ただし、
- 登りやすい
- 下りやすい
- トイレがある
- 温泉とセットにできる
この条件が揃っているので、
初心者には本当におすすめの山です。
本日の装備(気温10度・風弱め)
当日の装備はこちら。
登り始めは少し寒く、
登っていくと自然に暖かくなる、ちょうど良いレイヤリングでした。
まとめ|六甲山・虫地獄往復ルートはこんな人向け
- 車でアクセスしたい
- 初心者でも登れる六甲山ルートを探している
- トイレや設備が整った山が安心
- 温泉とセットで楽しみたい
六甲山・蒸し地獄(虫地獄)登山口からの往復ルートは、
関西100名山・日本300名山としての価値も十分。
アクセスと有馬温泉の誘惑でお金はかかりやすいですが、
登ってみる価値のある山だと思います。

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