登山をしていると、「ちょうど良いザックってどれなんだろう?」という悩みがつきまといます。
私は、これまでマムートのバックパックを使い倒してきました。
気づけば、リチウムもデュカンも家に集合していて、もはや軽いマムート愛好家です。

こちらはデュカンシリーズ
この記事では、デュカンスパイン28-35(旧モデル→新モデル)について、
旧モデルを使い続けて感じたメリットデメリットと、新モデルを買う価値があるかどうかを正直にレビューします。
僕が使ってきたマムートのザックたち

リチウム20と25
まず、これまでのラインナップは次の通りです。
- リチウム20・25・40
- デュカン26(2つ)、32
- デュカンスパイン28-35
合計7ザック。
「いや、買いすぎやろ」と自分でも思います。
妻からも驚かれます。
それでも実際、いろんな山で試してきたので、使い勝手は体に染みついています。
旧デュカンスパイン28-35:良かったところ

まず、旧モデルの良かった点をまとめます。
- 容量調整ができるロールトップ方式
秋・冬・春の装備に対応。小屋泊もできる。 - スパインテクノロジーが入っている
歩行に合わせて背骨が動くように追随し、体の負担が軽い - 背面アクセスが便利
中央がガバッと開く仕様 - 外観がとにかくクール
マムートらしさ全開

背面がガバッと開ける独自性
デザインがシャープで、背負っていてテンションが上がるタイプのザックでした。
旧デュカンスパイン28-35:弱点は「収納荷室の少なさ」
一方で、旧モデルは荷室が少なく、小物の収納がとても苦手でした。
ザック本体の荷室は計2つだけです。
- メインコンパートメント
- 背中側のジッパー付きポケット(狭くて取り出しにくい)
鍵や日焼け止め、行動食、モバイルバッテリー…
こういった細かい物を整理したい時に「置き場どこ?」と困る場面が多くありました。
本格的な縦走登山などでは気にならないかもしれませんが、一般的なハイキングでは小物のアクセス性がかなり重要になります。
その意味で、この収納の少なさは実用面で明確なデメリットでした。
例えば、初期に使っていたモンベルのガレナパック25は荷室が3つあり、さらにコンプレッションポケットも備えていました。
それと比べると、荷室が2つで、しかも背中側のポケットが収納しにくい旧スパインは、どうしても「不便だな…」と感じざるを得ませんでした。
見た目がシュッとしているザックは本当に格好いいのですが、収納力とのトレードオフは避けられません。
これはもう、“おしゃれの原則”みたいなものですね。
新デュカンスパイン28-35:大幅改善ポイント
新モデルを見たときに最初に感じたのは、フロントメッシュポケットの追加です。

これだけで正直、旧モデルの弱点はけっこう解決しています。
- 脱いだウェアを一時的に突っ込める
- 手袋・帽子の仮置きがしやすい
- 行動中の出し入れがラクになる
この変更は、実用性を考えると進化です。
ただし、旧モデルの“クールなシャープさ”は少し薄れているかな。
とはいえ、登山道で困らないのは新モデルでしょう。
新デュカンスパイン28-35:どんな人に向いているか?
荷物が多く、ひとつのザックでオールシーズン対応したい人には、デュカンスパイン28-35は非常に相性が良いと感じます。
なんといっても、容量を調整できるロールトップ構造は圧倒的な強みです。
日帰り登山はもちろん、荷物が増える冬の装備にも対応でき、小屋泊にも使える汎用性があります。
一方で、一般的なハイキングが中心の人には、デュカン26やデュカン32のほうが扱いやすいと思います。
このシリーズは荷室が3つあり、さらにフロントのメッシュポケットも備わっています。
細かい小物を整理しやすく、使い勝手と軽さのバランスがとても良いシリーズ。
ザック選びで迷走した私のファイナルアンサーです。
▼デュカンシリーズ 詳しくはこちらで解説
あにゃごんの結論(ファイナルアンサー)
今の登山スタイルを考えると、僕の“正解ザック”は次の2つです。
- ハイキング中心:デュカン26 / デュカン32
- 荷物多めで一つで全部やる:デュカンスパイン28-35
デュカンスパイン28-35は、旧モデルの弱点だった収納性が改善され、実用性がアップしました
本格登山にもハイキングにも対応しやすいので、選択肢として強く候補に入るモデルだと感じています。検討する価値は十分にあります。
ザック選びは永遠のテーマですが、この記事が少しでも迷いを減らす手助けになれば嬉しいです。
自分のスタイルに合うザックを選んで、気持ちよく山を楽しみましょう!



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